【しつけの基本】お手入れ

 

●健康維持には必須なお手入れ

あなたも、毎日歯磨きをして、髪を梳かしてお風呂に入りますよね?犬にも日々のお手入れは健康維持の為にも必要なんです。ここでは必ずやらなければいけないお手入れについてご説明します。

よく眼の下に涙やけ(流涙症)といって、涙が多い子によく見られる状態があります。これは、逆さまつ毛などにより、涙の量が多かったり、涙小管が詰まり気味な子によく見られる症状です。眼に疾患がある場合は速やかに動物病院で相談するのがおススメです。ただ、そこまででなくても涙や目やにが出る事もありますので、眼の周りの毛をカットしておいたり、常にガーゼや綿等柔らかなもので拭くなどして常に清潔を保ちましょう。眼の疾患の予防にもなります。
※ティッシュは固い繊維なので、眼球を傷付ける事もありますので注意しましょう。
犬も歯磨きをしないと、歯周病になります。歯垢は、一度取り除いても、6~8時間で再び付着し、歯石も3~5日で付着してしまうといわれています。放っておくと、口臭がきつくなり、歯肉炎と共に歯が抜け落ちるようになってしまいます。あなたが同じ状況だったら如何ですか?美味しく食べ物も食べられなくなり、口の中が気持ち悪くなりませんか?愛犬も同じなのです。毎日の歯磨きの習慣は仔犬の頃から慣れるようにしておきましょう。
極端に耳が汚れる子は外耳炎や耳疥癬などの可能性もあります。常にチェックしてお耳の掃除もしましょう。個体差はありますが、垂れ耳の子は通気性が悪いので耳疾患にかかる子も多いようです。
犬も人間同様爪がのびます。爪をのばしっぱなしにすると、中の血管ものびていき、徐々に長い爪になっていきます。そうなると、フローリングで滑りやすく関節を悪くしたり、体を掻いた時に皮膚を傷つけたりすることも。月に1~2回は爪切りをしましょう。
肛門
犬のお尻には「肛門腺」と呼ばれる分泌器官があります。 ここから出された分泌液が「肛門嚢(こうもんのう)」に分泌液がたまると、破裂したり、かゆみや炎症の原因となります。肛門腺を絞って出してあげる必要があります。
ブラッシング
ブラッシングは抜け毛を取る事で、日常の抜け毛の軽減やわんこの皮膚の血行促進、毛玉予防になります。毛玉が出来てしまうと次のブラッシングの際、皮膚に負担をかける事になってしまいます。また、ひどい子は切らなければいけなくなるので、こまめにブラッシングをしましょう。被毛は犬種によって使用するブラシが異なりますので気を付けましょう。

POINT!
爪切り、ブラッシング、歯磨きはお家で日常的に行わなければいけないお手入れです。仔犬のうちから嫌いにならなように練習しましょう。

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