【しつけの基本】マテ・ヨシ

●まずは落ち着いた環境で

step1: オスワリ(又はフセ)をした状態で、ドッグフードやおやつを持    って集中させる

step2: 1歩離れてみて、そのままでいたら、すぐに褒めてご褒美を与え    ます。それを2歩・3歩と徐々に離れていきます。都度、出来た    ら褒めてご褒美を与えます。

step3: step2までが出来たら、「マテ」などのコマンドを出しながら同様    の練習をします。

step4: step3までが出来たら解除語を教えます。マテが出来ている状態    で「ヨシ」などの解除語を言い、わんこが近づいてきたら褒めて    ご褒美を与えます。

これを繰り返し行います。ご褒美は徐々に回数を減らしていきましょう。その代わりにしっかりとスキンシップをとって褒めるようにして下さい。犬の集中力は持って10~15分。あまり長時間続けても逆効果になる可能性もあるので注意しましょう。

POINT!
コマンドは動作の直前、ご褒美は動作の直後に 与えましょう。タイミングが大事です!

●コマンド(指示語)は常に統一

家族で違う言い方をしたり、都度違う言葉を使ったりすると愛犬は理解してくれません。必ず統一したコマンドを使用しましょう。

POINT!
コマンドと同時にハンドサイン(ジェスチャー)も効果的でしょう。こちらも統一しておきましょう。

●【応用編】

少し出来るようになったら、場所や環境を変えて実践してみましょう。外などでは、色々なものに興味が行く中で、あなたのコマンドをしっかり聞く必要があります。これも繰り返し行っていきましょう。

●【応用編2】呼び戻し

応用として「呼び戻し」と言われる指示に従える様になります。これは、危険回避等でも非常に重要なしつけになります。呼び戻しの際には、愛犬の名前だったり、「おいで」といったマテ・ヨシとはちがったコマンドを使用する事もあるでしょう。あまり多くのコマンドを使用する事はおススメ出来ませんが、「マテ・ヨシ」と同様のstepで練習をすれば理解出来るようになります。

注意point!
愛犬が嫌がる事をする時に名前を呼ばないようにしましょう。呼ばれて行ったら嫌な事をされた!となると呼んでも来ない(逃げる)子になってしまう事があります。

注意point2!
犬が逃げても追いかけないようにしましょう。追われると逃げるという性質がありますので危険です。従って確実に出来ないうちは必ずリードを付けて練習をしましょう。