シニア世代のみの家庭での犬の飼い方・選び方

 

★シニア世代のみの家庭で飼うなら…

シニア世代と言っても何歳の方を対象とすればよいのか…日本人の寿命も延びて、元気な方が多い中で、何歳をシニア世代と位置づけるかは迷うところではありますが…
子供も自立して、ご主人も退職して静かなセカンドライフを楽しもうと犬を飼う方もいるでしょう。シニア世代の方達は既に社会的貢献者であり、常識人であるという前提でお話を致しますが、そんな方にメリット・デメリット・注意点等を僭越ながらアドバイスさせて頂きたいと思います。

 


★愛犬とのセカンドライフ~犬を飼うメリット~

では、犬を飼う事でどんなメリットがあるのでしょうか?

生活にハリが出る
のんびりとセカンドライフを楽しもうと思っても、以外に何をしたらよいのやら…とはよくあるお話。そこでボーっとしていると、病気になったり、痴呆の心配なりがあります。楽しむために犬を飼う事で、愛犬の世話やしつけに大忙し!という生活があれば、やりがいや責任感が出てきて、生活にハリや充実感が生まれるでしょう。
夫婦間の会話が増える
某住宅メーカーのアンケート結果で、犬を飼う事で生じた夫婦間の変化で「会話が増えた」が52.4%。次いで「犬を通じて共通の友人が増えた」「一緒にいる時間を増えた」「一緒に外出する機会が増えた」となった。これもよい傾向です。
適度に運動出来る
犬がいる事でお散歩の機会が必ず出来ます。適度な運動は健康の基本です。愛犬も楽しいし、あなたも健康になると、、一石二鳥の楽しさがあります。

★愛犬とのセカンドライフ犬を飼うデメリット~

高齢犬も人間同様なんです
犬が歳をとれば自分も歳をとります。犬の寿命は10~15年と言われています。今では小型犬に関しては15年以上生きる子も多くいます。高齢犬になれば、人間同様介護が必要になることも。
自分にもしもの事があった時のことを考えましょう
あなたが、またはご主人に何かあった時、病気なのか、事故なのか、そんな時に愛犬をどうするかをよく考えておきましょう。ご夫婦どちらかが面倒をみるのが一番ですが、どうしてもそれが出来ない状況になったら、安心して預けられるような先をよく相談しておきましょう。

 


しつけについては、しつけの基本ページをご覧になって頂ければと思います。いずれにせよ、飼い主さんとの信頼関係を強く深める事が最も大事になります。



★どの犬種がよいのか考えましょう。

犬種の選び方です。お家の環境にもよりますが、介護や病院に連れて行ったり、という事を考えると穏やかな小型犬が適しているでしょう。

温厚な性格で、人懐っこく愛嬌のある犬種です。比較的吠えも少なく年配の方には飼い易い犬種のひとつです。少々プライドが高い部分もあるので、毅然とした態度でしつけを入れると大変従順でお利口な子になるでしょう。気を付けたい疾患としては、短頭種特有の「軟口蓋過長症」や眼が大きく飛び出しているので、眼球周りの疾患にも気を付けましょう。

 

陽気で人懐っこい性格。社交的で遊び好きで愛嬌たっぷりですがすが、頑固な一面も。吠えも少なく、気性は激しくないので飼い易い犬種のひとつです。抜け毛が少ない代わりにカットを定期的にしないといけません。気を付けたい疾患としては、こちらも短頭種特有の「気管虚脱」ご覧の通り、大きな垂れ耳を持っているので、外耳炎といったお耳の疾患に気を付けましょう。
⇒シー・ズーの飼い方はこちら

 

 
陽気で人懐っこく、適応能力の高い犬種です。穏やかで甘えん坊なので、あまりお留守番には向かないかもしれませんが、非常に飼い易い犬種のひとつでしょう。運動量が比較的少なくて済むので、長いお散歩や沢山の運動が出来ない家庭には非常に向いているでしょう。気を付けたい疾患としては、ご覧の通り、大きな垂れ耳を持っているので、外耳炎といったお耳の疾患と、太り易い犬種の一つでもあるので、肥満にはご注意を!
⇒キャバリア・キングチャールズ・スパニエルの飼い方はこちら
 

シニア世代の方が赤ちゃんわんこから育てるのはかなりの体力が必要です。そこで、保護団体などでしつけの入ったわんこの里親になるのもおススメです。性格がわかっていて、しつけも入っていれば、自分のライフスタイルにあった犬と出会えるでしょう。

 

 

上記で挙げた犬種はあくまで一例です。
詳しくは、当サイト別ページの犬種別飼い方もご参考頂き、犬種をご検討下さい。