ダックス(ミニチュア)の飼い方

  • しつけやすさ   ★★★
  • 必要運動量    ★★★★
  • お手入れ     ★★
性格・しつけやすさ
好奇心旺盛で活発、友好的な性格で、度胸も適応性もあるので多頭飼いにも向いていると言えるでしょう。少々神経質なところもあり、見知らぬ相手に対して吠えたり、攻撃性を見せたりするので、小さな頃から外の世界や見知らぬ人と触れ合うなどの経験をさせましょう。猟犬だった為、多少吠える傾向があり、声はやや太くて大きめです。
必要運動量
元来アナグマを追う猟犬だった為、運動量は非常に高い方です。食欲旺盛で運動不足になると肥満になりやすい傾向もある為、十分な運動が必要になります。四肢が短いダックスは、地面の反射熱をダイレクトに受けるので、真夏の暑さは要注意です。暑い日の日中の散歩は熱中症や足裏の火傷の危険性がありますので避けましょう。
お手入れ
ダブルコートで抜け毛が多い犬種です。ブラッシングは抜け毛や汚れの除去と皮膚マッサージの意味もあるので、こまめにブラッシングをするようにしましょう。体にしこりやできものがないかも確認しながら体調管理も併せてお手入れをしましょう。

使用するブラシ
●ロング…スリッカー+コーム
●スムース…ラバーブラシや獣毛ブラシ(抜け毛の除去と皮膚マッサージを)
●ワイアー…スリッカー+コーム
⇒ブラシの種類はこちら

 

スタンダードサイズ

●ミニチュア・ダックスフンド 
生後15カ月を経過した時点で測定し胸囲30-35cm。
体重 4.5-4.8㎏

●カニーンヘン・ダックスフンド 
生後15カ月を経過した時点で測定し、胸囲30cm以下。

歴史(原産国:ドイツ)

ドイツ語のアナグマを表すダックスと、犬を表すフントを合わせた「アナグマ犬」を意味する。巣穴の中にいるアナグマを狩る目的で手足が短く改良されました。初期のダックスフンドは、滑らかな被毛で覆われたスムースタイプでしたが、その後「bracke(ブラッケ)」と呼ばれるミニチュア・フレンチ・ポインターと交配され、さらに害獣をしとめるテリアタイプのピンシャーと掛け合わせられて、徐々に種類が増えていったと考えられています。

1900年頃には、小さなサイズのダックスフンドが登場し、ウサギなどの小さな獲物を追う猟犬として活躍していました。 その後、様々な犬種と掛け合わせ改良を重ね、現在のミニチュアダックスのタイプが誕生しました。

カラー

●スムース・ヘアー
a)単色
レッド、レディッシュ・イエロー、イエロー(クリーム)
b)2色
濃いブラック又はブラウン(チョコレート)
c)その他の色(ダップル、タイガーブリンドル、ブリンドル)
●ワイアー・ヘアー
ほとんどが明色または暗色のワイルドボア(イノシシ色)ないし枯葉色(ドライ・リーフ、デッド・リーフ)
更にスムース・ヘアーのa)~c)の色も有効。
●ロング・ヘアー
スムース・ヘアーで述べたa)~c)と同様。

POINT!
種類によって性格が違うとも言われます。

ロング
スパニエル系の血を引き温和で甘えん坊
スムース
さほど神経質でもなく賢く活発な性格
●ワイアー
テリア系の血を引き、やや気が強く、いたずら好きで勇敢な性格
※個体差があるので、あくまで傾向です。

 

 

気を付けたい病気

頚椎椎間板ヘルニア、糖尿病(肥満)、甲状腺機能低下症